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2020-03-26 12:19 PM #633
今回は白ワインについて。
まず赤ワインとの違いを見てみましょう。
赤ワインは皮の黒い黒ブドウ(カベルネ、メルロー、ピノノワールなど)が使われており、白ワインにはシャルドネ、ソーヴィニオン・ブラン、セミヨンなどが使われます。また、赤ワインは皮や種ごと発酵させますが、白ワインは果汁を発酵させますので、黒ブドウを使っても白ワインを造ることができます。発酵の温度も違い、白ワインは比較的低温(15~20度)、赤ワインは比較的高温(25~30度)で発酵させます。
また、一般的には渋みが強い赤ワインは肉料理や味の濃い料理、あっさり白ワインは魚介料理に合うと言われていますが、料理やワインのお特徴によって必ずしもそうなるとは限りません。過去に放送された探偵ナイトスクープでは、赤ワインと塩辛や数の子を一緒に食べると生臭さが倍増されてしまうという放送回がありましたが、これはワインの鉄分と魚の油が酸化したものが反応して臭いが発生するためらしく、料理の仕方によっては臭いを発生しにくくすることができるのだとか。
さて、白ワインに関して、まずはリースリングとシャブリです。
シャブリ:辛口の白
シャブリは以前出てきたブルゴーニュ地方の北の方にある地区の名前です。
辛口の白ワインといえばシャブリ! 牡蠣など魚介類に合わせるならこれ!
シャブリのブドウ品種は「シャルドネ」のみ。以前も書いたようにブルゴーニュワインは単一品種のみで造られるですが、どうやら場所ごとに使って良い品種が決まっているらしく、シャブリ地区ではシャルドネのみが許可されているそうです。シャブリ地区は石灰質の土壌でミネラル豊富なシャルドネが採れるので、シャブリもミネラル感があるとか。また、シャブリの中でも畑の格付けがあり、上からグランクリュ、プルミエクリュ、シャブリ、プティシャブリと4つのランクがあるようです。
リースリング:甘口の白
リースリングは地域名ではなくブドウの品種です。
フランスのアルザス地方、ドイツ、オーストリアなどでよく作られている品種です。
甘口といっても辛口のものも作られています。アルザスのリースリングはすっきりした味わいの辛口が多いそうです。
一方でドイツでは伝統的に原料となるブドウ果汁の糖度が高いほど格付けが上になっていくので、ドイツワインのリースリングは高級になるほどジュースのように甘くなります(ただし、デザートワインであるアイスワインに使われる品種の中ではリースリングはすっきりめの味わいに分類されるそう)。リースリングはドイツで一番よく作られている品種です。
参考
https://wine.sapporobeer.jp/article/red_wine_white_wine_difference/
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1289590812
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